そして犬たちは死んでゆく
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暗いタイトルになってしまいましたが、アンジェリーナの話題を見て
最近放送された、とある番組を思い出したので、
今日のあくびの楽しいお散歩風景と共に日記に残しておこうと思います。

巷にはアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査により
乳癌になる確率が80%近かったため
自ら両乳房の摘出手術を受けた事が話題になっている。
遺伝子検査、と聞いて、5月29日にNHKのBS1で見た
BBC製作のドキュメンタリーを思い出す。
「続・犬たちの悲鳴 告発から3年」 ←click&info.
ドキュメンタリーでは、最新の遺伝子研究により明らかになってくる
犬の近親交配による危険について、関係者へのインタビューが
淡々とした調子で綴られている。

=== 番組後半の大まかな内容 ===
(私の考察は( )に入れました)
長さが天文学的数字といわれる遺伝子配列。
そのたった2箇所の腎臓に関する箇所に異常があった
イギリス最大のショーのチャンピオン犬。
その犬が残した500頭以上の子犬の全てがその劣性遺伝を受け継いだ。
優性遺伝はご存知の通り、交配すれば必ず現れる特徴。
劣勢遺伝は、「2回かけあわされれば現れる」特徴。
同じ血が掛け合わされない限り、特に問題は生じない。
ここで問題になり、更にはその犬種の存続が難しくなる程の重大な
疾病につながったのは、この劣性遺伝である。
慢性的に徐々に腎不全や肝機能低下になる生物はいる。ただ、
遺伝子異常を受け継いで、親族交配された犬たちのケースは
番組内では、突発性若年性で急性、死に至る重篤な症状を現していた。
(番組では、様々な意見や主張の1つ1つが興味深く、大変勉強になる。
わかってはいたものの、その中で特に私の印象に残ったのは、
遺伝子を研究するチームの言葉だ。)
「親族の犬の交配により生まれた子孫には
その事実がDNAに情報として記録される。
忘れてはならないのは、
世代をおいて再びそのDNAを持った子孫が親族交配を受ければ、
その危険度は累積してゆく。」
(若くして愛犬を亡くした飼い主の言葉に共感。)
"We don't want show dogs, we want healthy dogs."
前回の放送から3年経っても、変わらぬ問題を抱えたイギリス。
一向に進まない現状。 変わらないまま。
--- そして、犬たちは死んでゆく ---

=== ☆ ☆ ☆ ===
NHKで放送されたこのドキュメンタリーは、6月12日まで210円で
オンデマンドで見る事ができるそうです。
また、英語が得意なかたは、YouTube で
「Pedigree Dogs Exposed Three Years on」を検索して下さい。
(投稿のため、YouTubeから削除される可能性あり)
Pedigree Dogs Exposed シリーズの他の番組も、
現代の犬を取り巻く様々な問題を、脚色少ないドキュメンタリーで
捉えており、大変興味深い内容です。
=== ☆ ☆ ☆ ===
番組を見終わって、私が尊敬するショージャッジのアンさんにお会いした時の
屈託の無い明るい笑顔が懐かしく思い出されます。
他愛も無い会話で何気なく質問した私。
私:「ブリーダーとして今、取り組んでいるのはどんな事ですか。」
アン:「オースローに素晴らしい雄犬がいるの。お婿さんにしたいわ。」
私:「それは・・・ええと、どこの州でしたっけ。」
アン:「ノルウェーのオスロよ。」
このドッグショーの時に、私の中の何かを変えたアンさん。
犬種の健康な発展と存続について考えている様子であった。

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by sheltie-akubi
| 2013-06-03 22:58
| あくびの日常